バルコニーで外とつながる家
新潟市江南区 S様
北向きの敷地に建つS邸は、生活スペースを2階にまとめ、ワンフロアでの暮らしを実現。
リビングからつながるバルコニーが、アウトドアの楽しみと明るさを家族に届けている。
2階のワンフロアで明るく快適に
全建:渡辺 裕之(以下、渡): 社長とお知り合いだったんですよね?
施主:Sさん・夫(以下、夫): 同じ小中学校で、妻は高校が一緒。家を建てようと思った時、公太がこの仕事をしているのを知っていたので、ちょっと話を聞いてみようかと、こちらから連絡しました。
施主:Sさん・妻(以下、妻): 顔見知りではあったんですが、軽く聞いていいものかどうか、初めはちょっと躊躇したんですが、今から思うと、連絡してほんと、よかったです。
夫: 話をしてみて、信頼できる、と思ったのが第一。完成した家を見せてもらったら、それまで見ていた家と明らかに違って。しっかり考えてつくられていると思ったんです。
妻: 私は、公太くんと話してみて、「しっくりきた」が一番。家の話をすればするほど、楽しみが広がって、早く建てたい、と思えてきたんです。
家族が集まる2Fリビング
渡: 明るい家がいい、というご希望だったんですよね。
夫: それまで住んでいたアパートが、日当たりが悪くて。大きな窓があっても見えるのは駐車場。
渡: 敷地を拝見すると北向きだった。それで2階リビングを提案させてもらいました。
夫: プランは一瞬で気に入りました。特にリビングからつながるバルコニー。要望していたわけではないんですが、すごくいい、と大賛成。
渡: 設計を引き継いでから、ベランダの高さや窓の高さを検討していきました。外からの視線を遮りつつ、開放感に浸れるように。
妻: 絶妙です。周りを気にすることなく、アウトドアを楽しめる。引っ越して半年ですが、既に何度もバーベキューをしたり、ホットプレートを出してご飯を食べたりしています。
夫: リビングから気軽に出られるのもいい。ほぼ2階で暮らしているので、2階に庭がある感じで。
毎日が楽しくなる生活導線
渡: バルコニーとのつながりを出すために、外壁のガルバリウムと室内に張ったシナベニヤのラインを揃えることを提案させてもらいました。
夫: 最後の最後でしたよね。
渡: シナベニヤを白く塗っているので、素材が違うけれども、内と外がつながっているように見える。
妻: 天井もはじめは白を考えていましたが、同じシナベニヤにしていただいた。この天井と窓は、すごく気に入っています。
渡: 奥さまからの要望としては、ランドリースペースを独立させたい、ということでしたね。
妻: 生活スペースに洗濯物を出したくなかったんです。5人家族なので、干す場所もしっかり確保したいと。
渡: 2階に上ると、右手にランドリースペースのある水回り。左にリビング。二つの空間を、ベランダがつなぐという間取りですね。
妻: 家事動線がいいから、ストレスがなくなりました。収納スペースもたくさん確保してもらったので、ゆとりがあって、扉も軽く開ける。今までは中がぎゅうぎゅうでしたから、毎日の動作一つとっても快適です。
夫: 細かいところまで、いろいろ考えていただいて、詰めの段階でいただいた提案もうまくハマって。
渡: それこそ上棟後に考え直したり、最後になって「ここを変えましょう」とか。でも、密度の濃いやりとりができて、楽しく進めさせてもらうことができました。
妻: こちらが思いつかないことを次々と提案していただきました。明るいリビングに家族がそろっていると、よかったとつくづく思います。
夫: リビングの窓から母校の桜を眺めた今年の春は、最高でしたね。