性能と意匠性を備えた工法で心地よく

話しやすさと暮らしに寄り添う提案が決め手に

全建：渡辺裕之（以下、裕之）： Ｗさんのお知り合いが、弊社で家を建てたと聞きました。

施主：Wさん・夫（以下、夫）： はい、後で知ったんですよね。はじめは、全建さんが提携している「LIFE LABEL」の「FREAK'S HOUSE」という規格住宅に惹かれて、話を聞きに行きました。渡辺公太社長の第一印象は、「いい意味で、営業らしくなくてよい」でした。その後、知人から「我が家も全建で建てたよ。すごくいいよ」と薦められました。

施主：Ｗさん・妻（以下、妻）： ただ、私たちの土地に「FREAK'S HOUSE」を建築する場合、全建さんの担当エリア外ということが判明して。

夫：： 公太社長と話しているうちに、希望としていた庭とリビングがつながる感じを、注文住宅で実現すればいいと落ち着きました。

妻：： （予算が抑えられるイメージの）規格住宅でも、欲しいオプションを加えていくと予算的には注文住宅とほとんど変わらない。その事が分かったのも注文住宅にシフトするきっかけでした。自分たちの好きなようにできるなら、かえっていいよね、と。

ゆるやかにつながる空間が生まれた

裕之： 庭のほかにも、吹き抜け・ワークスペース・外壁は塗り壁に、といった要望があったと聞いています。

夫： 二人とも家でも仕事をするので、夫婦共同でいいからワークスペースを作ることは必須でした。

妻： 私はキッチン脇にパントリーを。あと、ランドリースペースを含めて、回遊できる動線をお願いしました。

裕之： 第一案は、社長の渡辺から「FREAK'S HOUSE」をベースにしたプランを提案させていただきました。

妻： 間取りは良かったのですが、部屋数は調整できそうで。ワークスペースも広くなくていいと伝えたところ、ゼロからオリジナルのプランで再スタート。その後は何度もプランを練り直していただきました。

夫： よく対応していただいたと思います。打合せを進めていると、こちらの希望も更新されるので。

裕之： ワークスペースをスキップフロアに設けることになって。では、その下をどう有効活用しようか？とか、いろいろ検討しましたね。

妻： 裕之さんから提案していただいて良かった点は他にも、キッチンからパントリーやウォークインクローゼットへ直接、行けるようにしたこと。「各所に開口部を設けて、回遊できた方が絶対、使いやすいですよ」と言われましたが、住んでみたら本当でした。

夫： ＴＶボード裏に設けたフリースペースについても、両側がリビングとつながっているし、そのリビングは吹き抜けで、スキップフロアのワークスペースや２階ともつながっている。平面的にも立体的にもつながることで、家族の気配も感じられるし、暮らしやすい。

裕之： 設計者としては、平面図の段階で、暮らしが見えてきます。だからこそ、いいと思うことについては自信をもって使いやすさを提案しました。満足いただけて、安心しました。

ダブル断熱工法の「DCP WALL」で快適に

裕之： Ｗ様邸では、弊社として初めて、ダブル断熱の「DCP WALL工法」を採用いただきました。

夫： 外壁は塗り壁にしたい、断熱性能を高くしたい。そう要望したら、提案していただいて。

裕之： 「DCP WALL工法」では、断熱材と塗り壁が一体化しているので、ご要望にピッタリだと思って提案しました。今日、お住まいにお伺いして感じましたが、すごく暖かいですね。想像以上です。

妻： 私は特に寒いのが苦手で、吹き抜けという話が出た時も「寒いんじゃないかな」と思って、あまり乗り気ではなかったんですよね。それが。。。

夫： 冬も夏もエアコン一台で快適です。冬は床暖房を入れているみたいに足元まで暖かくて。実は、予算の関係で床暖房を省いたのですが、こんなに暖かいなら、いらなかったねと話しています。

妻： 引っ越した当初、１２月でしたけれど、夫は半袖Ｔシャツで過ごしていましたね。吹き抜けも、結果としてすごく良かった。解放感もあって、その上暖かくて。

裕之： 「DCP WALL工法」は隙間なく施工できるので、気密性もかなり高くできますし、通気層を省けるというメリットもあります。しかも、外壁はシームレスな塗り壁って意匠性も高い。

夫： 求めていた雰囲気と性能の両方が手に入った。塗り壁で暖かくて、ほんと、言うことないですね。

裕之： 断熱材の上に塗装しているので、劣化してきたら、上からまた塗ればいいんです。弊社としても、ガルバリウムなどの金属サイディングと木製サイディングいう、これまで提案してきた組み合わせに加えて、塗り壁と木製サイディングという新しい組み合わせに踏み出すきっかけをいただきました。私たちのチャレンジを受け入れてくださり、ありがとうございました。